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記事一覧

残雪の石鎚山登山

 3月27日(木) 力尽きて眠ってしまったコンビニの駐車場を出て、すっかり太陽が昇りきってしまった国道11号線を東に向かって車を走らせると、63番札所・吉祥寺はもう目と鼻の先であり、金剛杖を持たぬオリジナルなファイヤーお遍路は成就石の裏から本堂を拝む。 そこから進路を南に取り、60番札所・横峰寺へと向かう分岐点が近付いてくるが、昨日の光だまり庵で頂いた玄米雑穀おにぎりがその存在を激しく主張するもん...

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忌部と森の繋がり @ 光だまり庵 by ヘンプリズム

 3月26日(水) 約3000年前の開湯と伝わる日本有数の古湯である道後温泉を象徴する明治以来の公衆浴場・道後温泉本館神の湯で朝湯に浸かる。 ヘンプリズム志国プロジェクトが主催する「光だまり庵」オープニング記念講演会「忌部と森の繋がり」が麻の実入りのお菓子つきで1000円という破格で開催されていたので、松山市衣山に出向き、14時からの昼の部を聴講する。 講師の阿波歴史民族研究家・林博章氏は昨年「日...

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楠の精霊

 3月25日(火) かすみのような薄雲がかかった芸予海峡に日が昇る。 すぐ近くには幾つもの橋が連なって四国と本州を結ぶやまなみハイウェイの橋のひとつ多々羅大橋が見える。向こうの島はもう広島県だ。 昨晩、てっきり大三島まで行くものだと思い込んでいたフェリーが辿り着いたのは手前の大島で、上陸後にそれに気付き、今更ここで引き返すわけにもいかず、やまなみハイウェイを使って目的の島である大三島までやって来た...

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鎖修行のせりうり行場

 3月24日(月) この寺はちょっと本気度が違うなぁ、山門をくぐって長い参道の山道を登っている時点でなんとなくそう感じた。 寺院周辺の景観・雰囲気を破壊してでも本堂のすぐ手前まで車で行けてしまうお寺も多いなか、本当の山の中にある45番札所・岩屋寺は、誰もが最後は自分の力で辿り着かねばならない険しい山にへばりつくようにして建っていた。 おいしいとこ取りの私としては、車で回っていても最後ぐらいは巡礼気...

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八大龍王の導き

 3月23日(日) 車を叩く雨粒の音で目が覚めたが、御来光を求めて彷徨う必要もないので、起きてなんかやるもんか、と夢うつつの二度寝を怠惰に貪っていたのだけれど、そうはいってもすっかり体内時計が隠居爺ぃのような早寝早起きのサイクルに切り替わっているので、そうそう寝てもいられない。 今日明日と雨の予報なのでテンションは地ベタを這わんばかりの低空飛行のまま一向に上向く気配が感じられないけれど、無理矢理奮...

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縄文ストーンサークルでタイムトリップ

 3月22日(土) 足摺岬展望台は日の出の写真を撮影しようとするカメラマンが大勢いて、それぞれ三脚を構えたりデジカメを覗き込んだりしながら、今か今かと日の出の瞬間を待ち構えていた。 人が多いのと、「足摺岬で撮ったんや。」と説明しなければ分からない、単なる海から昇る朝日の写真にしかならなそうだったので、もっといいポイントがないか辺りを散策してみることにした。 天狗の鼻などあちこち見てまわったのだが、...

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MOON RIVER FIRE @ 四万十川

 3月21日(金) 一日遅れで竜の浜に昇る朝陽に向かって彼岸の日願を掛け、その足で朝一番の誰もいない36番札所・青龍寺に参拝する。 瀧行場がある青龍寺のご本尊はもちろん不動明王で、赤いFILAのニットキャップを被ったお洒落なお地蔵さんもいる。 奥之院まで700メートルの山道の遍路道を登っていくと、あとで自分が通ることになる道と国民宿舎に行く道と二度も車道を横断することになり、その度に興がそがれた気...

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土佐の高知のはりまや橋で

 3月20日(木)夜 ひとまず高知駅前に車を停めて夜の帳が完全に降りきるのを待つ。今回は場所が場所だけにいつもより緊張感が高まってくる。火をつけてしまえば開き直れるのだが、やはりやる前が一番緊張する。 春分の太陽の名残も完全に消え失せ、闇が街を支配する祝祭の時間が訪れた。空にはしばらく姿を見せないうちにずいぶんと丸く太った月が妖しい光を放って天空から睨みを効かしている よっしゃ~、いざ出陣。土佐の...

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神のいない神社

 3月20日(木)昼 しつこく降り続いた雨は夜明け前にはようやく治まったものの、依然として雲は低い空にベールを被せていて、太陽が真東から昇る彼岸の中日に日に願いを掛けようという目論みは儚くも雲の彼方に消えてしまった。 それでも、身震いするほど強い風が吹きつける小高い山の上に位置する32番札所・禅師峰寺から見下ろす太平洋の眺めは雄大で、桂浜の向こう遥か西方の空は雲が切れて明るさを取り戻しはじめていた...

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雨天中止もまた修行なり

 3月19日(水) 時々ウトウトはしたものの、ほとんど眠れないまま、もうすぐ夜が明けようとしている。空海も向き合ったであろう内なる宇宙と対峙したまま、銀マットの上で寝袋にくるまり、外が明るくなるのを待っていた。 突然一台の車が現れ、窟の前に停車して、ヘッドライトの灯りが窟の奥まで射し込み、その冷たい光に照らされ、祭壇がぼんやりと浮かび上がる。 寝袋を出て胡坐をかき、訪問者の来訪を待ち受ける。 「お...

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空海奉納ポイ@御厨人窟

 3月18日(火) 同一根で幹が二つに分かれた夫婦のような巨大な楠の樹に迎えられ、海亀が産卵にやって来る大浜海岸に辿り着いたのは、まさに太陽がその勇姿を常世に現した曙の瞬間だった。 四国に入ってから山攻めが続いていたことと、何より少し離れた波切不動の下が周囲から隔離されて、まるでプライベートビーチみたいにひっそりとしていて、ここがメキシコ南部やロンボク島だと言われても納得してしまいそうなほど、目の...

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星からの啓示 -All GANJAMAN one step ahead.-

 3月17日(月) 細くて急勾配の山道を駆け登り、流れ星伝説が伝わる19番札所の奥之院「星の岩屋」を詣でる。 岩屋の上から流れ落ちる不動滝(別名・裏見の滝)の涼しげな水音を聴きながら、岩屋へと通じる急な石段をよじ登り、擬死再生の胎内巡りよろしく岩屋の中に足を踏み入れ、滝の真裏に回りこむ。 お見事! 細かな水滴が朝陽にきらめきながら流れ星のように無限に滴り落ちてくるその向こう側の世界は光に溢れていた...

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The LOVE from Mt.GANJAー大麻山より愛を込めてー

 3月16日(日) 寒い。凍て付くような寒さに堪らず目が覚めた。 車の窓ガラスは前後左右全面真っ白に曇っていて、外の様子は全く窺えない。おまけに膀胱は破裂寸前にまで膨れ上がっており、今にもお漏らししてしまいそうだ。 立ちションをかまして車に戻り、荷物が散乱したリアシートから寝袋を引っ張り出し、肩まですっぽりくるまった上から更に毛布を被る。徐々に寝袋内の空気が温まってきて、なんとか震えが治まってきた...

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吉野川ファイヤーお披露目会

 3月15日(土)夜 徳島駅前のバスターミナルに隣接する広場でバスキングを決行する。  正月の大神神社での奉納ファイヤー以来二ヶ月半振りの炎舞であり、バスキングにいたっては最後がいつだったのかも思い出せないぐらいで、案の定技の精度が低くミスの多い半端なパフォーマンスになってしまったが、己に危機感を抱かせ、やるべきことを理屈ではなく身体で再認識するために必要な通過儀礼でもあるので、人前で恥をかくのも...

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阿波に至る国生みの島

 3月15日(土)昼 昨日の禊の雨はすっかり止んで、旅立ちを祝うかのように春の暖かい陽射しが燦々と降り注ぐなか、本州に別れを告げ、明石海峡大橋に差し掛かると一気にテンションが跳ね上がり、自然と笑みがこぼれてくる。陽光を浴びて黄金に輝く明石海峡は高い橋の上から見下ろすかぎり恐ろしく穏やかで、数日前に船舶の衝突事故が起こったとは思えないほど、平和に満ち溢れていた。 橋を渡ってすぐに高速道路を降り、阿波...

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自主トレ再開

 今年の冬は例年以上に冷え込みが厳しく、あまりに半端ない寒さについつい過去に挫折したヴィトゲンシュタインを再度読みはじめたりしたのだけれど、やっぱりなんのことやらさっぱり理解できず、ようやく春の兆しが感じられるようになってきて、己が内に沸々と沸きあがる啓蟄の如き胎動を解き放つべく、書物をポイとスタッフに持ち替え近所の公園へ馳せ参じると、去年までは存在していなかった鉄棒が設置されていた。  早速キレ...

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hinomarufire

Author:hinomarufire
ファイアーダンサーから日の丸舞踏家に変身して日の丸の破壊的イノベーションを起こそうと日々奮闘中です。

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